賢友流は昭和14年に友寄隆正が創流したもので、伝統の古さにおいては斯界の名門の一つに数えられています。
摩文仁賢和先師が糸東流創称(昭和8年)するに当たり、その最高弟として流業に著しく貢献する。
隆正は更に研究を重ね大いに悟るところがあり、自己の研修せる技法を組立てるに至った。
賢和老師はこれを認可、一流を許した。流名は摩文仁賢和の「賢」をいただき、友寄の「友」を組み合わせて、その拳法を賢友流と命名する。
西暦 | 和号 | |
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1905 | 明治38 | 友寄隆正、沖縄県国東郡崎本部にて出生 |
1910 | 43 | 6才頃、伊江島にて、新垣翁、阿波根翁両氏に手を習う。両氏は隆正の親戚筋にあたり、出かせぎで福建省に渡り、南派拳の心得あり |
1919 | 大正8 | 15才頃、那覇に渡り、宮城長順老師に3年間師事 |
1923 | 12 | 19才の時上阪、近辺の青少年を集め、研究を重ねる |
1927 | 昭和3 | 摩文仁賢和老師上阪、師事をうける |
1930 | 5 | 堺市で唐手道場を持つ 26才 |
1934 | 9 | 大阪市西成区梅通りに道場移転。 30才 |
1937 | 12 | 大阪市城東区今福に道場移転。 33才 長男 隆一郎誕生 |
1938 | 13 | 岸和田にて、本部長基老師の研究会に参加 |
1939 | 14 | 賢友流創立。 (門下生に河村優氏…立命館出身・渡辺 勝氏…近畿大学出身等がいる) 京都武徳殿にて演武 |
1944 | 19 | 第二次世界大戦、朝鮮へ出兵。 40才。 38°線を越える際、命がけの数々の経験を重ねる。この折空手の真髄を見出す |
1945 | 20 | 11月帰国 |
1946 | 21 | 沖縄県人城東支部の集会所に道場を置く |
1949 | 24 | 大阪市西成区の国場幸盛宅に空手指導に行く |
1953 | 28 | 賢友流本部道場を現在地今福西2-14-2に置く |
1959 | 34 | 長男隆一郎 第二回全日本学生空手道選手権大会個人優勝 |
1965 | 40 | 賢友流宗家代行に長男隆一郎 |
1967 | 42 | 長女 愛子誕生 |
1977 | 52 | 開祖隆正逝く。享年73才 第二代宗家に隆一郎継承 本部道場再建 |
1979 | 54 | 創流40周年記念大会開催 アジア大会参加 |
1980 | 55 | 指導の為渡伯(ブラジル) |
1982 | 57 | 指導の為渡伯 後援会発足 |
1983 | 58 | 研究の為渡中 |
1984 | 59 | 研究の為渡台 創流45周年記念大会開催 |
1986 | 61 | 指導の為渡伯(ブラジル) |
1988 | 63 | 長女愛子 第32回全日本学生空手道選手権大会女子形の部優勝 |
1989 | 平成1 | 開祖十三回忌法要 創流50周年記念大会開催 |
1991 | 3 | 本部道場改築 |
1992 | 4 | 宗家、(財)全日本空手道連盟公認八段位 |
1993 | 5 | 開祖十七回忌、ブラジルにて賢友流世界大会(渡伯) |
1994 | 6 | 創流55周年記念大会開催 |
1995 | 7 | パンアメリカンユニオン賢友会発足 |
1996 | 8 | 指導の為渡伯・イタリア賢友会発足 |
1997 | 9 | 宗家、(財)全日本空手道連盟一級資格審査委員就任 |
1998 | 10 | 指導の為渡伊(イタリア) |
1999 | 11 | 創流60周年第45回国際選手権記念大会開催 |
2004 | 16 | 創流65周年第50回国際選手権記念大会開催 |
2005 | 17 | 指導の為渡伊(イタリア) スリランカ賢友会発足 |
2006 | 18 | スペイン賢友会発足 |
2009 | 21 | 創流70周年南アメリカ大会(ブラジル) 創流70周年記念大会開催 賢友流宗家代行に長女愛子 |
2010 | 22 | 指導の為渡台 |
2011 | 23 | 指導の為渡スリランカ インド賢友会発足 |
2012 | 24 | イタリア賢友会第10回記念大会開催(渡伊) |
2014 | 26 | 第二代宗家隆一郎逝く。享年78才 第二代宗家隆一郎追悼 創流75周年第60回国際選手権大会開催 |
2015 | 27 | 第三代宗家に友寄愛子継承 |
2016 | 28 | インド支部5周年記念大会の為渡印 第二代宗家 隆一郎三回忌法要 |
2017 | 29 | 指導の為渡台 |
2018 | 30 | 指導の為渡中、渡亜爾然丁 |
2019 | 令和1 | 指導の為渡伯、渡インド |